寺島佳乃 (東京外国語大学)

2022年10月からインターンを開始しこの一か月ほどでたくさんの経験を積むことができました。特にアコピアでのインターン業務を通じてこれまでかかわったことのなかった世界を間近で感じることができ良い刺激を受けています。

私はもともとKPOPのファンなのでファンとしてKPOPを楽しんでいましたが、アコピアで日本の中高生が親元を離れてKPOP練習生になるという夢をもって韓国で一生懸命努力している姿を見て、それまでとは異なる視点でその魅力を感じるようになりました。自分よりも幼い日本の学生たちが一人で韓国に渡って同じ夢を持つ友達と一緒に練習したり公演したりしている姿を見て、その過程に様々な人がかかわっていることも学びましたし、華やかに見えるKPOPの世界もそのような一人一人の努力が積み重なって構成されているのだと実感しました。特に11月中旬に開催されたMGFairではインターン生が司会や撮影、音響等を担当し実際の生徒さんの活躍を裏方から見守ることができとても貴重な経験となりました。

また未経験にもかかわらず通訳のお仕事をさせていただく機会があり、それまでは考えたこともなかった自分の進路や就職についての視野も広げることができました。このような貴重な経験は韓国にいるからといってできることではありませんし、経験が必要とされる通訳や翻訳という現場にインターン業務を通じて関わることができたのは本当に光栄でした。実際に通訳をやってみて普段の大学生活では気づくことのできなかった自分の韓国語能力の強みや弱みを認識することができ、留学生活での悩みであった韓国語の伸ばし方について自分なりに考えることもできましたしモチベーションにもなりました。

 

私は主に韓国で就職を目指す方をターゲットとしたプログラムの立ち上げにかかわっていたのですが、ほとんど土台のないところからSNSなどを活用して人を集め認知度をUPさせ徐々に具体的なプログラム内容の構成をしていくというような業務をほかのインターン生と協力しながら試行錯誤していました。なかなか人を集められず苦労した点も多くありましたが、その分やりがいのあるお仕事でしたし韓国でそのような経験ができるとは思っていませんでした。この経験は日本にいてもなかなか機会のない、アコピアだからこそできた貴重な経験だと思っています。

 

今回アコピアでのインターンを通して自分の将来のビジョンも少しずつ描くことができましたし、ほかのインターン生やスタッフの方々との交流を通して一年という短い韓国留学生活をより充実したものにできたと実感しています。ここでの経験を生かしてこれから先の留学生活もより実りのあるものにしていきたいと思います。