有村真理(千葉大学)

 

わたしは20171120日から201827日の期間、アコピアカフェでインターンさせていただきました。3月から1年交換留学として来ていたのですが、秋学期の語学堂の授業が修了したあと少し時間に余裕ができるので、なにか韓国でしかできないことをやりたいと思いいろいろ探していたところ、このインターンを見つけました。

 インターンでは主に日本キャンプを担当しました。「日本キャンプ」とは韓国の学生が日本に行き、観光やボランティア、現地の人々と交流などをするプログラムのことです。わたしがインターンを始めたころ、ちょうど日本キャンプの計画を立てる時期で、自分でも行ったことのない日本各地の観光地やボランティア団体、宿泊施設、交通などの情報を探し、他のインターンの方々と計画を立てました。はじめはボランティアをお願いするメールを相手団体に1通送ることさえもプレッシャーと不安感じ、仕事をするということは責任を持たなければならないということを実感しました。また計画を進めていく中で、計画が上手く立ったと思いきやまた崩れ、再度調整、といったようなことが何度かありました。私自身、今まで基本的に決まった日程に従うツアーのような旅行しかしたことがなかったので、1つの計画を立てるということがどんなに大変か知ることができました。

 途中からは韓国語を使った仕事もさせていただきました。韓国の方とのメールやカカオトークでのやり取り、韓国語のホームページ編集などをやらせていただいたのですが、「韓国で仕事をするってどんなかんじなのだろうか」と疑問に思っていたわたしにとっては本当に貴重な体験でした。特に電話対応をするときは相手の声が聞き取りづらかったり、メモが間に合わなかったり、自分が担当している業務を越えることを相手が聞いてきたりと、相手の期待に応えられなかったことのほうが多かったと思います。TOPIK6級に合格してから韓国語学習への意欲が下がっていたのですが、この経験からもっと韓国語を勉強しなくては、と思うようになりました。自分がお問い合わせ対応をした韓国人学生が日本キャンプの申し込みをしてくれたときは本当にうれしかったです。アジア希望キャンプ機構でのインターンを通して韓国で働くということがどんなことか、少しわかったような気がします。

 K-POP関連業務にも少し手を出させていただいたのですが、韓国芸能界に興味を持っている日本の学生の多さに驚きました。韓国でデビューを目指す子たちが一人でも多く夢をかなえられたら、と思います。

 

 今まで働いた経験は塾講師しかなかったので、教育系以外の仕事に携わったことがありませんでした。働くということがどういうことか、ほんの少しですが知ることができたと思います。ここで得た経験を自分の将来に活かしていきたいと思います。