木村元紀(関西学院大学文学言語学科)

僕は交換留学で2015年末の8月から漢陽大学に交換留学に来ています。僕自身韓国へ留学したきっかけは、ありきたりですが一番の理由は身近な国である韓国についてもっと知りたいと思ったからで、それでも実際に留学しただけでは不十分なように思えました。ただ大学に通って、韓国人学生と一緒に授業を受けたり、食事をしたりするだけでは韓国人を理解できても、韓国を理解できたとは言い難いと思い、そこで時間のある長期休暇を使って、韓国の会社でインターンをして韓国の社会というものを実際に肌で触れてみたいと思い、このインターンに申し込みをしました。

 

 ここで半年間担当した仕事は広報です。弊社では多くのプログラムを提供しています。どんなに良いものでも大衆の目に触れなければ埋まってしまうという現実を広報しながら痛感しました。日本でも色々なアルバイトをしましたが、与えられたことに対して指示通り仕事をこなすアルバイトと違い、自分で道筋を立てどのようにアプローチするかを考え、多くの人に協力してもらい形にしていくという仕事は責任もありましたが、とてもやりがいのあるものでした。初めて日本人がワークキャンプに応募してくれたり、留学プログラムに参加してくれたと聞いたときは自分のやり方が間違っていなかったと確信をもて、達成感を感じました。

 

 仕事中はもちろんのこと、勤務以外でも社長をはじめ、同僚の方々にもお世話になりました。積極的に会食を設けてくれたり、このインターンを通して多くの人との繋がりができたおかげて、今現在僕の留学生活は確実に前学期よりも密度の濃い時間を送ることができています。

 

最後になりますが、現在ここで働いている人は韓国人、日本人だけでなく、マレーシア、フランス、トルコなど国際色が豊かになっています。多くの外国人インターンが増加していることからわかるように、コリアプラザひろばは次のステップに向かっています。このように韓国を含む世界に対して門戸を広げ一人でも多く、日本以外の国に興味を持ってもらう、そのような仕事に携わることができたことを誇りに思うと同時に、これからの発展を期待したいと思います。