鈴木亜美 (青森公立大学)

 

 私は、大学3年生の春休みを利用して、1月30日~2月24日の約1ヵ月という短い期間でしたが、アコピアでのインターンシップに参加させていただきました。

 参加のきっかけは、もともとK-POPや韓国の食べ物・ファッション・文化が好きということが大きくあります。本格的な就職活動を前に、自分の好きな国で生活しながら社会人としてのスキルを上げるために何かしたいと考えるようになりました。その中で、様々な国の大学生と共に働くことのできる環境や韓国でアイドルデビューを目指し、努力し続ける中高生をサポートすることができるアコピアでのインターンシップに興味を示し、応募しました。

 

 インターンシップ期間中の業務は主に、SNSでの宣伝・ホームページの編集・空港送迎や下宿送迎・韓日未来フォーラム報告会の計画や実施というものでした。業務の大半はデスクワークが多く、断然活動的な私にとって、苦手意識を実感させられる機会でした。

 SNSでの宣伝では、Twitterの更新を主に担当したのですが、文字数が限られている中でどのように表現すれば注目されるかということを日々考え更新を続けました。そうした時、アコピアスタッフの方からTwitterでの宣伝方法についてアドバイスを受けることがありました。宣伝の際、投稿を見る人の求めている情報は何なのかということを一番に考え、見やすく、分かりやすくすることの重要性を理解し、刺激を受けて非常に自身のタメになりました。

 韓国語を使う機会はあまりありませんでしたが、アコピアの学生を下宿まで送迎した際、下宿の管理人の方と会話することがありました。知っている韓国語を使いながらなんとかコミュニケーションをとることができたのですが、韓国語を勉強してきたのにも関わらず、実際に現地の方の話していることを聞くとうまく聞き取れず、もっと勉強が必要だと改めて実感させられました。

 

 休日など業務外では、お店で積極的に韓国語を使うことで実践的に学びました。また、アメリカ、フランス、フィリピンなど様々な国からインターンシップに訪れる海外大学生との交流も数多くありました。日本インターンシップ生が得意なこと、海外インターンシップ生が得意なことがそれぞれあり、そのことを踏まえてお互い協力しながら業務に取り組んだことは非常に貴重な体験でした。英語が流暢ではない私にとって決して簡単なことではありませんでしたが、英語が得意な同い年の日本インターンシップ生に協力を得ながら、うまく伝わらない時は得意のジェスチャーを駆使して意思疎通を行うことで乗り越えました。

 インターンシップ期間中は、アコピアの日本人学生が住むシェアハウスで生活しました。まだ中学生・高校生という若い子たちでしたが、大学生の私より考えが大人びているな、と思うことが数多くありました。一人で韓国という異国の地に来て夢を追い続ける姿を見て、応援したい気持ちが高まったことはもちろん、彼女たちのようにいつも挑戦的・積極的な姿勢でいよういう気持ちにさせられ、自身の視野も広がったような気がします。

 1ヵ月を通して、自身の「人との出会い」が好きという思いが強くなりました。これから社会人になる上で、役に立つことを多く学びました。スタッフの皆さん、そしていつも心の支えになってくれた同い年の日本インターンシップ生、本当にありがとうございました。