首都大学東京 松田茉実

 

 私は20179月から201712月の4ヶ月間韓国の中央大学校に交換留学しました。交換留学で韓国を選択した理由は、高校でのアメリカ留学がきっかけです。高校1年生からの4年間アメリカの現地高校に通う中で、沢山の韓国人の知り合いが増え、それによって遠い存在と思っていた韓国がとても近い存在であり、お互いよき理解者であると痛感しました。その経験から、今度は実際に現地に行き、自分の目で韓国人が実際日本人をどう見ているのか知りたいと願うようになりました。

交換留学では受講できるクラスが限られているため授業がとても少なかったこと、また4ヶ月という限られた時間だからこそ留学経験を通じて日本ではしたことがなかった経験をしてみたいという点から、インターンシップを始めました。

 

 インターンシップの業務内容は、主にsns上での告知や英語でのブログ作成でした。他のインターンさんと違い、私は韓国語が全くできなかったため限られた業務で沢山の方に迷惑をかけましたが、みなさんとても親切でとても居心地の良い場所でした。

 印象的だったのはk-popキャンプにという中高生が韓国でアイドルになることを夢に参加するツアーに一部付き添いとして参加させて頂いたことです。15歳ほどの学生が海外に視点を向け一人夢に立ち向かう姿は、自分が高校生の時に一人渡米した頃の初心の気持ちを思いださせて頂いたと共に、彼らのような韓国に興味を持っている学生が日韓の関係をより良いものに変えてくれるのであろうと実感しました。

 

この4ヶ月現地で生活をさせて頂いて一番反省したことはアメリカ留学を通じてなくなったと思っていた韓国に対する固定観念がまだまだ根付いていたということです。たった4ヶ月ですが、現地で生活してみると、韓国の方は年齢・性別に限らず、私たち日本人が感じている程、日本に対して悪い印象はなく、逆に日本人だからこそ親切にさせて頂くことが多かったのは、とても印象的でした。マスコミや人から流れてくる情報は必ずも合っていると限らない。自分の目と足で確認するまでは、自分が持つ狭い視野を捨てようとこの留学で感じました。