久保木 さやか(横浜市立大学) 

8月2日~8月30日 

 

 

 私は昨年9月から交換留学をしていて、最後の一か月間にアコピア(アジア希望キャンプ機構)でインターンを行いました。もう1つ他団体でもボランティアをしていたため、忙しい毎日でしたが、非常に充実した日々を送ることができました。

 

 

インターンを開始して、はじめの頃はホームページの編集や各種プログラムの広報や改善案を出す仕事を任されました。香港から来たインターンと協力して作業を進めるように伝えられたのですが、英語がものすごく苦手だったため、伝えたい言葉がすぐに出てこなくてもどかしかった時もありました。

 

インターン開始から1週間が経過し、日韓関係が急激に悪化していっている状況を体感している中で私に何かできないか考えるようになりました。そこで、社長に両国の若者同士、話し合える場を設けたいと提案したところ、承諾していただけました。そこからは韓日未来フォーラムという日韓の大学生同士で話し合うイベントを企画、実施することが主な仕事になりました。

 

このようにイベントを一人で企画段階から行うことは初めての経験でした。その上、日韓関係が悪い中、参加者は集まってくれるのかという心配も大きかったです。まずは企画書やホームページ、ポスター作りを行い、参加者を集め始めました、しかし、やはりそう簡単に目標人数を集めることができず、韓国人の日本就職を支援しているKORECという団体にご協力いただいたり、各大学の日本人留学生会に直接メッセージを送ったりして参加者を集めていきました。最終的には目標人数であった日本人12人、韓国人12人を集めることができ、とても嬉しかったです。

 

フォーラム内では「最近の日韓関係」についてと「今、私たちにできることは何か」について話し合いました。最近の日韓関係を表す一言は?という質問に対しては政府≠民間、もどかしさ、平行線、扞格齟齬などの回答がありました。また、今、私たちができることとしては民間交流促進、正しい情報の発信と情報を見分ける判断力という意見が多く挙がりました。日本語と韓国語ができて、両国の情報を得られる参加者が多かったからこそ両国のメディアの問題が多く挙がったと思います。

 

この話し合いの結果を参加者以外に共有するために同会場での報告会も計画しました。また、私は、インターン後に帰国するため、日本でも報告会を開催するつもりです。私は約1年半前に韓国語の勉強を始めました。そのため、高い韓国語能力も幅広い日韓に関する知識もありません。しかし、自分ができることを考えて、最終的には形にできたことがうれしかったです。インターン先の皆様、フォーラム参加者の皆様には心から感謝しています。ありがとうございました。