小牟田唯(国士館大学21世紀アジア学部)

 

インターンを終えて…

 

フィリピンでの1年間の交換留学を終えて、半年が過ぎ、そのまま就職活動を開始することに疑問を感じ、4年次に休学を決意しました。専攻柄、アジアをはじめとする外国に興味があり、大学生活の中で休みを見つけては外国に旅行していました。その旅先で必ずと言っていいほど、多くの韓国人と出会い、特に留学したフィリピンでは韓国人留学生によく助けてもらっていました。旅先だけではなく、大学生活を通しても韓国人の友人が増え、韓国という国と日韓関係に興味を抱きつつありました。

 

休学期間中にアジア圏内でインターンをするとは決めていましたが、実際に考えていたのは東南アジアの国でした。しかし“働く”ということを考えた際に、日本と似たような社会文化の中での経験がもっと自分に役立つのではないかと考えたこと、韓国に旅行ではなく短期間でも生活してみたいと思ったことから韓国に来ることを決め、それと同時にKOREA PLAZA HIROBAでのインターンも決めました。

ここでのインターンは主に3つの仕事を担当させていただきました。韓国人中・高生との活動、韓国人向けの日本ワークキャンプの企画、韓国語教室の管理です。

最初に私が任された仕事は韓国人中・高生と韓国人スタッフと一緒に行なったフェアトレード活動でした。私が中高生をサポートしなければならなかったのですが、私が韓国語が話せないために中高生達に助けてもらった部分もありました。また他の週には、韓国人高校生が英語を勉強するフィールドワークにもサポーターとして参加させていただきました。英語で会話をしながら、明洞にあるアニメーションセンターを訪れ、いくつかのアクティビティを一緒に体験しました。

ワークキャンプの企画は、今年の夏の新キャンプの作成に取り組みました。新キャンプは私の出身地の千葉県での開催で、この企画は日本に戻ってからも私が引き続き進めていく予定です。

韓国語教室の管理業務では、こちらで働いている日本人の方に多くお会いする機会があり、興味深いお話を伺うこともありました。

 

 

韓国語が出来ないために出来る仕事が限られ、スタッフの方をはじめ他のインターン生にもお世話になってばかりでしたが、インターンを通して単なる滞在では得られない経験をし、また、素敵な人たちに出会えたことがこのインターンに参加した一番の収穫だと感じております。ありがとうございました。