より良い日韓関係を目指して


          油淺 重里

 

私は2017年5月から7月にかけて、約3か月間アコピアカフェにてインターンシップをさせて頂きました。以前から韓国と日本の関係には関心があったのですが、私が以前教育に携わる仕事をしていたこともあり、中でも特に学生同士の交流や文化交流に大きな関心がありました。ニュース等から、日韓関係の難しさを痛感する時もありますが、それでも未来を担う子どもたちにはより良い日韓関係を築いていってほしいという願いがあるからです。

アジア希望キャンプ機構では日韓をテーマとした様々な事業に取り組んでおられ、それはどれも大変興味深いものでした。その中でも私がインターンシップ期間中に携わらせて頂いた事業は「韓日未来フォーラム」「KPOPキャンプ」「日本語授業」の3つでした。

韓日未来フォーラムは、韓国の学生が日本に来日し、共に4日間の日程を過ごす中で様々な体験を共有し、韓国と日本の関係について話し合うというものです。具体的に取り組んだ業務は、参加者募集のための告知です。私は主に日本の学生を対象に募集を行いましたが、日本の大学の国際交流に関心のあるサークルに告知を行い、参加を募りました。

 

 

また、KPOPキャンプでは、参加者募集のための告知やオーディション会場での補助、参加者の引率を行いました。KPOPキャンプは、韓国でKPOP歌手になることを目指す日本の学生を受け入れ、韓国の芸能高校を訪問したり、ダンスレッスンを受けたり、実際にオーディションを受けたりする一連のプログラムです。参加者である日本の学生と触れ合い、夢にかける思いを感じたことは、私にとっても貴重な経験になりました。

最後に、私にとって最も大きな業務となったのが、日本語授業です。以前から日本語指導のための勉強を日本でしていたのですが、実際に授業をするのは初めてのことで、大変貴重な機会を頂くこととなりました。せっかく頂いた機会なので、単に日本語を教えるだけでなく、これが生徒さんにとって日本と触れ合う時間、日本の文化を知る時間となってほしいという思いを持ちながら授業を進めて行きました。日本語を学ぶことの楽しさを感じてほしいと思って始めた授業でしたが、実際には教えている私が韓国のことをより詳しく知る機会となりました。今後も日韓関係に心を持ち続け、インターンシップで経験させて頂いたこと、学んだことを生かしていけたらと思います。