K.Hさん(建国大学)
私がアジア希望キャンプ機構でインターンシップを始めたのは、大学の夏休み中の2022年8月でした。私は1年間の交換留学生として韓国に来ていたので、短い期間でも可能な限り沢山の経験を積みたい、人間としてレベルアップがしたい!という思いでこのインターンシップにも参加することを決めました。
私はエンターテインメントに関心があったので、インターンシップ期間中は主にKPOP関連の業務に携わらせていただき、アコピアでKPOPアーティストを目指す学生たちのサポートをさせていただきました。入社した当初は働き方もなにも分からず、あたふたしていたのですが(笑)、入社してすぐにKPOPキャンプがあり、それが私の初仕事となりました。
そしてKPOPキャンプは、私にとって多くのことを得ることができた業務のひとつでした。キャンプの日程には、実際にキャンプに参加する学生たちが主役となって行うバスキング公演や有名ダンススタジオでのレッスン、観光地訪問、韓国語教室など、短期間でぎゅっと濃縮されたスケジュールが含まれています。私はそれらの日程に沿って引率や通訳、公演の運営などの業務を行いました。デスクワークではない現場の仕事が私にとっての初仕事でもあったので、当時は完全に手探り状態で必死に動いていました。KPOPキャンプはかなり多くの業務が存在します。例えば、バスキング公演をする際には公演前のビラ配りや舞台準備、公演中の撮影や交通整備など、バスキングひとつを取っても沢山の業務があります。こうして多くの現場を実際に経験することで、ひとつひとつの現場にどれだけの労力を必要とするかということを、身に染みて感じることができました。私はキャンプを通して、注意力や問題察知力、問題解決能力を身につけられたと思います。
また、私はこの仕事にやりがいを感じることが出来ました。そのやりがいを感じさせてくれたきっかけは、アコピアの学生たちでした。練習室の清掃に行くと、いつもダンスや歌を一生懸命に練習している学生の姿が見え、MGFairのバスキング公演でその成果を発揮する学生たちを見る度に感動していました。人の成長を側で見られることの面白さ、そしてその成長の手助けができることの幸せは、アコピアだからこそ感じることができたと思います。
アジア希望キャンプではKPOP関連以外にも様々なビジネスを展開しています。このような環境で働きながら、事業を0から展開していくことの難しさ、そしてスタートアップとして働く際に持つべき精神も学ぶことができました。様々な形の日韓交流、国際交流があり、この交流を自分たちで作り上げ、繋げていく仕事に携われたことはこの上ない誇りであり、幸せでした。私が担当したアコピアでの業務を通し、キャリアを積むことは勿論のこと、自分という人間を見つめ直すきっかけにもなり、これからの自分の展望を考えることができました。社長をはじめとする会社の方々には、人間としても、社会人としてもまだまだ未熟な私に対して普通では経験できない機会を作って下さり、教育してくださったことに感謝してもしきれません。インターンシップを通して私を成長させてくれたすべての方々に感謝したいですし、そんな方々に恥じないような人になるためにこれからも一生懸命やっていきたいと思います。本当にありがとうございました。