宮生果歩 (山口大学→ソウル市立大学 交換留学)

 

 私は12月24日~2月20日までの2か月間、アコピアでインターンとして勤務させていただきました。昨年の夏から1年間、ソウルに交換留学をしており、2か月以上ある長い冬休みのあいだ韓国で何か学びたいと考え、インターンに応募しました。

 

 普段の仕事は、朝の掃除をした後はデスクワークが中心です。宣伝業務では、SNSでどんな投稿をすれば目に留めてもらえるのか、どうすればフォロワーが増えるかなどをたくさん考えました。ホームページでは正しい文字、正確な情報、分かりやすい画像を掲載しなければなりませんが、ホームページの編集をするのは初めてで操作が難しかったり、これが本当に世に発信されるのだと思うと少し不安を感じたりもしました。またアコピアはいろいろな事業を行っており、宣伝する内容も多く、ダイレクトメッセージで質問が来ることもあるのでアコピアが行っていることの内容を正確に把握することが必要でした。

 

 2か月間で特に印象に残っているのは、5泊6日のkpopキャンプの同行業務です。いろんな国から来た中高生を大人数1日中連れて歩くのは想像よりかなり大変でした。また、ダンススクール等の訪問先では韓国語で案内を聞いてそれを日本語や英語で参加者さんたちに伝える必要があり責任も感じました。しかしそれ以上に、kpopアイドルになりたいという目標を持って頑張る子たちや、初めての体験に少し緊張しながらも楽しんでいる様子を見て、そんな活動をサポートできることに喜びを感じました。

 

 また、週3日という少ない勤務日数でしたが、朝早く起きて1時間満員電車に耐えるのがとても辛く、そういった面でも社会人の大変さを少し体験できたように思えました。

 

 現在日韓関係が悪化しており、留学に来る時も周りに心配されましたが、韓国でそんなことを感じる場面は全く無く、たくさんの方に親切にしていただきながら生活しています。大好きな韓国で、学生として過ごすだけでなく、こうして仕事をすることができてとても貴重な経験になりました。また、韓国語を使って韓国で本格的に働いている方々や、逆に日本語を使い日本人スタッフを雇って会社を運営している代表に出会い、尊敬するとともに、働き方はさまざまなんだな、と自分自身の視野も広がりました。

 

 インターンとして過ごしたおかげで、日本にいたり、ただ留学に来るだけではできなかった貴重な体験ができ、充実した長期休暇を過ごすことができました。御迷惑をおかけしたこともありましたがたくさんのことを学ばせていただきました。本当にありがとうございました