金優希 ( 同志社大学)
初めてアジア希望キャンプ機構(以下アコピア)に出会ったのは2017年。私は国際京都ボランティアキャンプのリーダーとして日程に随行した。それから4年が過ぎて大学生最後の春休みには、大学生にしかできないことの一つとしてインターンをすることを決めていた。
そして大学生活では特に国際交流に興味を持っていたので活動範囲を日本に限らない機関で行いたいと思っていた。調べるとアコピアではオンラインのインターンも募集していたので迷わずに応募した。長期インターンは初めてではなかったが、オンラインでのインターンは初めてだったので不安もあった。しかしインターンが始まる前からアコピアの皆さんがいつでも質問に対応してくださり、インターン中も常に連絡を取れたので、3カ月の活動中は安心感を持って業務に取り組めた。
オンラインインターンでは、責任感、積極性、そしてSNSのスキルを鍛えられたと感じている。自身の業務としては主に、SNSでアコピアのプログラムを紹介していた。そこでは自身の言動一つでアコピアのイメージを左右してしまうという責任感が常にあった。プログラムについての質問が来た場合、自身がインターン生だから分からないなどの言い訳は通用しないので、全てのプログラムについてよく知っておかなければならない。そして質問者の立場になって毎回SNSでの掲示物、ストーリーを改善していかなければならない。掲示物に対しての質問が沢山来るたびに、投稿に対して学ぶことが多くあった。特に私が投稿するストーリーやポストはアコピアからのものとして出る為、常に言葉や表現に注意してアカウントを運用していた。それ故に常に責任感と緊張感をもってインターン業務ができた。
積極性については、基本的にSNSの運用を任せてもらえていて、自身の頑張り次第で仕事量が増えるので、毎回精力的に仕事に取り組めた。そして新しいプログラムを作る際には、インターンである私の意見も聞いて下さることが多かったので、オンラインインターンとは言えども、常にチームで働いているという意識を持ち、意見を出すことができた。私がアコピアを代表して、他の団体と連絡を取ったり、働きかけたりすので、自身が積極的になればなるほどインターンは充実した。更にオンラインインターンを通じてSNSのスキルも鍛えられた。SNSアカウントのフォロワーを増やし、アコピアのプログラムに関心を持ってもらう為にSNSを運用することは、個人的なアカウントの運用と全く違い、発信していくスキルが高められる。
この3ヵ月間で、SNSでの掲示物をフォロワー側からの視点で作るということを意識し、フォロワー数も少しではあるが毎日上がっている。その目に見える数字での達成感と、インターンを信用して任せてくださっているという責任感を感じられることで、オンラインでのインターンでも十分にアコピアの一員としてこの3カ月間働けたと思っている。残念ながら現地韓国でのインターンはかなわなかったが、オンラインでもインターンとして関わることで、緊張感をもって取り組み、沢山のことを学び得た。こんな貴重な経験をさせて下さり感謝の気持ちでいっぱいである。