成長の場となったひろばでのインターン

水野有紀(金城学院大学 国際情報学部)

2014年10月16日からの約2ヶ月間、コリアプラザひろばでインターンシップ生として働かせていただきました。大学3年の後期半年を使っての交換留学であったため、韓国にきて大学内での学びだけではなく、働くという経験がしたかった自分にとって、この2ヶ月のインターンシップは社会経験を積むための重要な機会になっただけでなく、仕事を通し関わった人達から学んだこと、新しい分野へ関心を寄せるきっかけとなりました。

インターン中はマンツーマン韓国語サポートの運営とホームスティツアーの同行スタッフを担当させて頂きました。マンツーマン韓国語サポートでは他のインターン生の皆さんと情報を共有しながら生徒の方と講師の方の日程調整から講師の方の面接、メール対応などを行いました。韓国語での迅速な対応が必要な場面では自分の言語能力の足りなさを痛感した時もありました。また一連の作業を通し仕事はチームプレイだ、という事を強く実感しました。ひろばラウンジをより快適に、自分達の仕事をより円滑にする’為にもインターン同士の意見交換、’的確な情報の伝達、協力する姿勢は欠かせないものだと感じました。また、このマンツーマンサポートにボランティア講師として参加されている韓国の方と面接やお話を伺う中で韓国の方の価値観などを知る事が出来ました。

また、私がインターンを始めた時期が、丁度ひろばラウンジでフェアトレードを促進する為の新しい事業の準備期間だったこともあり自由貿易のイベントに出展する日本のブースのお手伝いもさせて頂きました。自分自身フェアトレードという分野に対する知識や理解が浅かったので活動を通し自由貿易という分野’を知る事ができる良い出会いとなりました。また日本での取り組みや事業、そしてまだあまり大々的ではないというお話を伺い、自由貿易という視点から日本を見つめ直す機会にもなりました。

観光分野に興味を持っている私にとって、ホームステイツアーの同行スタッフを担当したことはとても有意義な経験でした。熊本からお越しの8名のお客様を引率するのは自分の想像よりはるかに大変な作業でした。行動や言葉一つにも責任が伴うし、学生生活の中で自分が先頭になり誘導するという経験をしてこなかったので今回の経験を経て、2年後どういった心構えで社会に出て行けばいいのかを考え、また一日の反省点から自分に足りない部分を知る機会にもなり、就職活動を控えた今、自分を見つめなおすことができました。同行スタッフを任せていただいたという事と、ツアーをやりきった事は、達成感と今後の自分の自信にも繋がりました。

2ヶ月のインターンシップを通して普通の留学では経験が出来ないだろうことまで関わることができました。

ひろばを通し出会った方々、サポートしてくれたインターン生の方、全ての方に感謝します。

短い間でしたがありがとうござました。 2014年11月28日