植手 紀沙 (成均館大学)

私は大学生活1年目を終え、長い冬休みをどう過ごそうか考えている時にアコピアのインターン募集を見つけました。大学ではメディアを専攻していること、将来もメディア関係の職に就きたいことから私にとってとても良い経験になるのではと思い、2022年12月から2023年2月までの3ヶ月間、アコピアでインターン生としてお世話になりました。業務は主にSNSの更新、オーディションの同行、通訳をやらせていただきました。

 特にSNSはデザインや内容について一緒に働く仲間と何度も話し合いました。例えばInstagramの場合、現在韓国に関する情報を発信するアカウントはたくさんあり、同じ内容の投稿もあります。その中から私たちが作ったものを選んでもらうにはどうしたら良いか。自分だったら何を基準にして選ぶか。限られた枚数で内容を簡潔にまとめることももちろん大切ですが、何よりも重要視していたのは1枚目のデザインでした。どれだけ中身が良くても1枚目のインパクトがなければ、クリックしてその内容を見てもらえることもないので、とにかく目立つ色、ぱっと見で内容が分かるデザインを意識し、一番時間をかけて作っていました。いいねの数やフォローしてくださる方が増えるたびにやりがいを感じていました。

またブログでは、韓国での生活や就職に繋がる情報、語学堂に1年間通い、現在は大学に通っているからこそ発信できるリアルな韓国の学校事情について分かりやすく、また参考になるよう書いていました。私自身、周りに韓国への留学経験があったり、韓国での生活に詳しい人がおらず、留学に関する情報は全てSNSで集めていました。自分と同じ立場の方に向けて、当時の自分が一番知りたかったこと、実際に韓国で生活してみるまで知らなかったことなど、書く内容についてたくさん悩みました。閲覧数が増えたり、Instagramと同様いいねがつくと役に立てた気がしてとても嬉しかったです。

オーディションの同行、通訳では、自分より年下の中高生の子たちがアイドルを夢見て努力する姿に感動するとともに、K-POPの厳しさを改めて実感しました。今まで見ていたものは表のキラキラした一部分であって、その裏ではたくさんの努力や協力があり、それがあっての皆が憧れる華やかな舞台なのだと思いました。

今回初めてのインターンで、最初はブログの書き方もわからない状態でしたが、仲間と試行錯誤しながら一つずつ目標をクリアしていくことによってやりがいを感じることができました。初めてにも関わらず、他ではできない業務をやらせてくださり本当に感謝しています。将来アコピアでの経験を活かせる職に就くために、残りの大学生活も一生懸命頑張りたいと思います。3ヶ月という短い時間でしたがお世話になりました。