全ての出会いに感謝

拓殖大学 国際学部国際学科 庄司結里

私は高校生の頃に韓国に興味を持ち、大学で韓国語を第二外国語として学び始めました。韓国人の友人もでき韓国の文化を理解していくにつれて“韓国での仕事”に関心を抱くようになりました。大学三年生の今、就職活動を目の前に控え、自分の将来を模索する日々のなか、日本と韓国との交流をより深める働きがけができる仕事がしたい、実際に韓国で働いてみたいという気持ちが常にありました。そういった気持ちがあっても語学力の未熟さから難しいだろうなと思っていたところ、コリアプラザひろばを見つけ、自分への挑戦ということで夏休みの間だけインターンさせていただくことになりました。

参加者のみなさんと@ゴチャン
参加者のみなさんと@ゴチャン

私はひろばでのインターン期間中に韓国語マンツーマンサポート、ゴチャンキャンプと富山キャンプの同行、東京ワーキングホリデーのサポートの4つの仕事を担当させていただきました。韓国語マンツーマンサポートはボランティアの韓国人講師の方と韓国語を学びたい日本人の方の募集及び、マッチングを行い、キャンプの同行はボランティアを通し日韓交流をはかるキャンプの同行、東京ワーキングホリデーのサポートは東京へワーキングホリデーに行く韓国人の方に履歴書や面接の指導、その方の希望に応じた東京での仕事探しなどを中心にサポートするというお仕事をさせていただきました。

魚つかみを終えて@ゴチャン
魚つかみを終えて@ゴチャン

どれも初めてのことばかりでインターン中は毎日が新鮮で日本では味わえないプレッシャーにも駆られていたように思います。中でもゴチャンキャンプと富山キャンプの同行は今思い返してみれば、一番神経も体力も使って忙しい仕事でした。しかしその分一番やりがいを感じ、日々充実した時間を過ごせた仕事でもありました。

パレードのため韓服を着て@富山
パレードのため韓服を着て@富山

ゴチャンキャンプでは日本人4名、韓国人8名の計12名の参加、富山キャンプでは日本人1名、韓国人2名の計3名で、農村で田舎体験をしながらボランティア活動を行ったり、富山ではスキヤキミーツザワールドという音楽フェスティバルのスタッフとしてボランティアしながら観光地を巡りました。参加前はまだ韓国語も上手に話せないし、問題なくキャンプを終わらせることができるのかと期待より不安の方が大きかったのですが、参加者の皆さんが協力的で優しく、つたない私の韓国語も理解しようとしてくれたり、お世話になったゴチャンや富山県南砺市の方々もご親切に私たちを歓迎しサポートしてくださったおかげでどちらのキャンプも無事に終えることが出来ました。

スキヤキミーツザワールドのボランティアを終えて@富山
スキヤキミーツザワールドのボランティアを終えて@富山

これらのキャンプを通してたくさんの友人が出来、出会いの大切さを気づかされました。性別、年齢、国籍関係なく親しくなり一緒に生活していた日々が昨日のように思い出されます。参加者の中には日韓が抱える問題の関係で日本にいいイメージを持っていなかったけれど実際に日本人と触れ合ってみて、イメージが変わったと言ってくれた方もいて、私がやりかったことが達成できたような気がしてとても嬉しかったです。このようにこれからも日本人と韓国人が直接触れ合うことで日韓交流を深め合い、互いに歩み寄っていけるような良い関係を築いていきたいです。

 

 今回のインターンシップで得た多くの出会い全てに感謝に気持ちを忘れず大切にし、日韓交流の活性化、良好化に貢献できるよう努力していきたいと思います。