高野真子 (九州産業大学)

大学で専攻しているデザインに関して、自分の技術がどこまで世界に通用するのかが知りたくインターンシップに応募しました。私は2022 年 12 月末から 2023 年 3 月末までの 3 ヶ月間、アコピアの業務に関わらせていただきました。主な業務としては韓国での就職や進学に関する情報をSNS に更新することをさせていただきました。特にサムネイルをいかに多くの人の目に留まるデザインにするかを試行錯誤しました。近年韓国の進学や就職の情報に対する需要の高まりと同時に、それらに関する情報を発信するアカウントが急増しています。求められている情報が収集しやすい分、いかに他と差をつけることができるかを常に考えました。必要とされている情報のリサーチから始まり目につくデザイン、好まれるデザインを考えた上で制作していきました。

 またチームで役割分担を行いそれぞれの得意分野を活かすことのできる作業方法を行いました。私は韓国での就職や進学に関する情報を発信する側ではあったものの経験自体が無かったため、実体験をもとに作成するということが不可能でした。その部分を補うためにリサーチは徹底的に行いました。もし自分が知りたいという立場だったらと常に視聴者目線で内容を考えました。

アコピアでの業務は、細かい指示が与えられるのではなく企画作りからそれに対するフィードバックまで自分で行います。仕事の中で自分を細かく評価するという機会が今までなかったため、初めはどこまで厳しく自分を振り返ればいいのか分かりませんでした。3 ヶ月業務を行う中で、厳しくしすぎても次への切り替えがうまくいかず、甘くしすぎても内容が疎かになってしまうと実感しました。

さらにシェアハウスでは日本人だけではなく海外の方とも共同の生活を行いました。初めは言語の壁、文化の違いに大きく躓きました。日本人には察する、察してほしいという他の国にはない感情を持っている方が多くいます。その感情が通用しない生活で日本人は良くも悪くも、相手の顔色を窺い、相手の感情を常に考えているのだと改めて気づかされました。 日本人にとっての普通が通用しない海外での生活で、お互いの意思、意見をはっきりと伝えることでそれらは全て解決するのだと気づきました。

このインターンシップを通して、仕事の面はもちろん、生活面でも成長することができました。将来のことを真剣に考えるきっかけにもなりました。3 ヶ月という短い期間でしたが、 関わってくださったすべての方に感謝しています。ここで身につけたことを今後生かしていきたいと思います。ありがとうございました。