澤江真由 (青山学院大学)

インターン期間:2018年2月10日~3月30日

 

 私は二ヶ月間アコピアにお世話になりました。韓国の語学学校に通う際に滞在をする家を探していた際に、韓国での滞在先を紹介してくれる事業もしているアコピアに出会い、活動に興味を持ったのがきっかけです。アコピアはNPOですが、私は日本でもNPOで働いていました。NPOは、その特性のために誰かのために活動をしています。そのため、私の少ないけど大事な韓国での二ヶ月を誰かのためになることに使いたい、と考え、今回アコピアのインターンに応募しました。

 実際に韓国に来て、知り合いもいない中アコピアの方の存在は本当に心強かったです。私は主にアコピアの運営するカフェでの広報のお手伝いや、アコピアが運営する韓国語マンツーマン教室で働かせていただきました。

 カフェでは多国籍なインターン生の仲間たちと、様々な国の言葉を使いながら話したのが記憶に残っています。あまりコミュニケーションが上手でない私に、何度も話しかけ、休みの日にも遊びに誘ってくれたりと、彼女たちには感謝でいっぱいです。お互いが普段使う言語が違っても、こうやってコミュニケーションが取れることが新鮮でした。

 韓国語のマンツーマン教室では、ボランティアでいらしてくださっている韓国語講師の方は皆さん本当に優しく、アットホームな雰囲気がとてもよかったです。先生の手作りのケーキもとても美味しかったです!生徒さんも、突然やってきて働き始めた私に声をかけてくださり、ありがたかったです。

 私も実際に韓国語の授業をここで受けさせていただいたのですが、先生がとても親切に何度も私ができるまで教えてくださり、韓国での日常生活の中でも韓国語を少しずつ使えるようになっていくのが嬉しかったです。

 また、インターンをする中で、韓国に留学に来ている高校生とお話をする機会がありました。高校生のうちから単身で韓国に来て、仲間たちと切磋琢磨しながら自分の夢をかなえるために努力をしている姿は私にとっていい意味で衝撃的でした。一緒に話していて、学ぶことが本当に多かったです。彼女たちの後ろ姿は、自然と応援をしたい、と思わせるようなものでした。彼女たちがみんな夢を叶えて、幸せになったら嬉しいです。

 

 最後に、私はこのインターンに参加したことによって、得たことが2つあります。

 

 一つは今までよりも広がった視野です。日本で普通に大学生生活を送って、春休みをいつも通りのんびり過ごしていただけでは決して知ることのできなかった夢を追いかける高校生たちの姿や、日本ではなく韓国で働くことを選んだアコピアのスタッフの方々、様々な国から集まって支えあうインターン生たちと出会ったことによって、今まで自分の周辺だけで完結していた私の狭い視野が少しだけ広がった気がします。私はこれから日本に帰ってまだまだ学校の授業もありますし、就職活動も残っています。そういったものを今後乗り越えていく上で、自分の選択肢が今回のインターンを通じて広がりました。

 もう一つは、国際交流の大切さに改めて気づいたことです。日本にいるだけでは気付けなかった文化や考えの根本的な違いは基本的に対話を重ねることで解決できます。それに気づけたことはこれからグローバル化した社会で生きていく上で大切なことだと思います。気づかせていただいたことがとてもありがたいです。

最後に、重ねてにはなりますが二ヶ月間ありがとうございました。