稲葉萌恵(立教大学異文化コミュニケーション学部)

 

私は2016年2月から高麗大学で1年間の交換留学をしています。昨年3月に韓国で行われた青少年文化交流研修に参加し、政治的な関係とは別の民間レベルの関係の構築とその方法の一つとしての文化交流事業の重要性を再認識しました。今まではあくまで参加者として文化交流に携わることが多かったのですが、就職についても考え始めている中で仕事として文化交流事業に関わってみたいと思い、インターンをすることに決めました。 

 

ひろばではまず日本キャンプの企画を担当しました。個人的には、宿泊先や交通手段などを何もない状態から探して日程を組んでいくのは楽しいと感じました。宿泊先が埋まっていたり、距離や電車の時刻などがうまく合わなかったりすることがあり、地道に調べていくのは大変だと感じましたが、自分の決めた日程で実際に学生たちが日本を訪れることを考えるととてもやりがいがありました。 

 

コリアプラザひろばでは様々な事業を行っており、週末には中高生のボランティア活動に同行させてもらいました。バザーに参加したのですが、参加者の中高生は私のつたない韓国語でもなんとかコミュニケーションを取ろうとしてくれ、一緒になって道行く人に声をかけながらボランティア活動をすることができました。なかなか韓国の中高生を関わる機会がなかったので、とても良い経験をさせていただいたと思います。

夏には4泊5日のコチャンキャンプへ同行しました。唐辛子栽培の体験や川での魚とり、マウルの里長さんや住民の方々との交流など、旅行ではなかなかできない貴重な体験をさせていただきました。同行者でありながらも非常に楽しく過ごさせていただいたと思います。

国際交流に限らず、国内でもこのように人と人との交流を行うことは子供たちにとって良い経験になると感じたと共に、そのような事業に関わることができて非常に光栄です。

 

インターンを通して学んだ文化交流事業の意義や「働く」ということ自体に対する姿勢は、今後の私の人生に役に立つだろうと思います。このような経験をさせてくださったと共に、インターン期間中にいつも助けてくださったりアドバイスを下さった社員の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。