インターンシップ感想文 松原佑来 (拓殖大学)

私は大学3年生の夏休みに、2025年8月16日から9月15日の1か月間インターンとして働く経験をしました。

 

多くの学生にとってこの時期は就職活動の準備を始める大切な時期ですが、私は以前から学んできた「韓国」というテーマをより深く体験的に学びたいと考え、インターンに挑戦することを決めました。

 

大学ではゼミを通して韓国の歴史や文化、政治を学び、また第二外国語として韓国語も履修していました。

そのため、将来的には韓国と関わる仕事に携わりたい、そして日韓の架け橋となれる人材になりたいという思いを強く持つようになりました。

 

そんな時に出会ったのが「ひろば」の韓国インターンシップでした。

 

日韓交流に長年取り組んでいる点に大きな魅力を感じ、さらに海外から集まる多様なバックグラウンドを持つインターン生と一緒に働ける環境に強く惹かれました。

 

インターンでの主な業務は、キャンプ運営のサポート、アメーバブログを活用した記事作成、そしてSNSの運営でした。

ちょうど初出勤の日がキャンプ開催と重なり、慌ただしい中でインターン生活がスタートしました。キャンプは2週連続で行われ、私は引率を任されることが多くありました。

参加者は日本人だけでなく、海外からの学生も多く、異なる国籍の人をまとめる責任感とプレッシャーを強く感じました。

特に母国語が異なるため、韓国語だけでなく英語を使う場面も多くあり、言語の壁を痛感しました。しかし、同じインターン生と連携して工夫しながらコミュニケーションを取ることで、参加者をまとめ上げることができました。

拙い外国語でも真剣に聞いてくれる仲間がいたおかげで、「言葉が違っても、話そうとする姿勢さえあればコミュニケーションは可能だ」という大切な気づきを得ることができました。

また、K-POPオーディションの運営補助にも携わりました。

 

私は会場の同線管理や音源準備を任され、オーディションを受ける練習生のサポートをしました。

緊張で強張った表情の参加者に「頑張って」と声をかけると、少しでも安心してくれる姿を見ることができ、とてもやりがいを感じました。

 

さらに音源管理では審査員の横で直接オーディションを見守る機会を得て、夢に向かって挑戦する練習生の姿から強い刺激を受けました。

 

ブログ記事の作成は初めての経験だったため、最初は思うように書けず苦労しました。

 

しかし、回数を重ねるうちに「どうすれば読者の目に留まるか」「最後まで読んでもらえるか」を意識して工夫するようになり、徐々に記事作成が楽しくなっていきました。

 

SNS運営も同様で、普段は閲覧する側でしたが、自分で投稿を考え発信する立場になったことで新しい学びが多く、貴重な経験となりました。

この1か月間のインターンを通して、私は「実際に自ら行動しながら学ぶことの大切さ」を強く実感しました。

机の上で学ぶ知識だけではなく、現場で経験するからこそ得られる学びがたくさんありました。

 

キャンプの引率やオーディション運営の補助、ブログ記事やSNSの発信など、多岐にわたる業務に挑戦する中で、参加者をまとめる責任感や相手をサポートする姿勢の大切さを身をもって感じました。

 

キャンプには日本人だけでなく海外からの参加者も多く、文化や価値観の違いに触れる機会も多くありました。

言葉や習慣の違いに戸惑う場面もありましたが、同じ日本人インターン生と協力し合いながら、どうすれば参加者に安心してもらえるかを常に考え行動しました。

仲間と力を合わせて一つのプログラムを作り上げていく過程で、チームで働くことの喜びや達成感を大きく得ることができました。

 

また、オーディション運営の場では緊張する練習生を間近でサポートし、夢に向かって挑戦する姿を目にしたことで、自分自身も大きな刺激を受けました。

 

さらに、ブログやSNSでの発信業務を通して「どうすれば多くの人に届くか」を考え、情報を伝える難しさと楽しさを同時に学ぶことができました。

 

このインターンを通じて、「日韓の懸け橋になりたい」という私の思いは、より一層確かなものになりました。

ここで得た経験は将来に向けて大きな糧となり、就職活動においても必ず活かせると信じています。

 

そして、社会に出てからも人と人をつなぐ役割を担えるよう、これからも挑戦を続けていきたいと思います。