過去参加者による国際ワークキャンプ参加レポート

2016/12/15-2016/12/28

[ IWC454 ]  Intercultural Exchange

インド国際ワークキャンプ参加

私は、関西学院大学に所属している藤田成輝と申します。私は昨年末に韓日社会文化フォーラムとアジア希望キャンプ機構が主催したプログラムに参加しました。

 

私が参加したプログラムは、「Smile NGO」というNGO団体のところでホームスティをしながらボランティアを行ったり、異文化交流を行うプログラムでした。主な活動は、文化体験や料理、ヨガ・語学などでした。平日は、毎日活動があり週末は自由行動でした。私がボランティアを行ったのは、インド東部の大都市コルカタ市から電車で30分くらいのところのマッダングラムという町でした。なので、週末はコルカタの都市部に観光をしに行きました。近郊に行くのにタクシーで行けとホームステイ先の人に言われますが、私個人の意見は電車で行くべきだと考えます。なぜなら、インドの一般的な移動手段であり実際に体験することができるからです。また、とても安い!約10円(5ルピー)で移動することができます。コルカタの都市部でお勧めのスポットは、マザーハウスとヴィクトリア記念堂がお勧めです。

 

私はインドに行って日本と異なる文化をたくさん感じました。まず、文化です。私が行った家庭は、ベジタリアンでした。日本だったらほとんどいないので新鮮でした。本当にお肉類は一切出てこなかったです。また、食事が基本的に辛い味でした。これは、インド独特かなと思いました。香辛料を多く使用していると聞きました。実際に香辛料のもとから香辛料を作る作業を行いましたが、とてもしんどい作業でした。市販で売られている香辛料より家で作る香辛料のほうがおいしいと言っていました。また、私はヒンドゥー教ばかりなので、クリスマスを祝うことはないのかなと想像していたのですが、どこにいってもクリスマスムードでした。想像と異なっていたためとても楽しくなりました。市場 に行けばサンタの帽子が売られていました。また、日本と違うなーと思ったところは、みんなとても積極的に話しかけてくるところです。私がマッダングラムの街中を歩いていると子供から大人まで話しかけてきます。みんなとてもフレンドリーに話しかけてきました。よくインド人は日本人を騙すといわれていますが、まっだんグラムの人々はそんなことはないなと感じました。みんなフレンドリーなので、私も積極的にコミュニケーションをとるようにしました。フットボールをしている子供に話しかけ一緒にフットサルをしたりしました。一緒にフットボールをしているとその子供の兄弟やアマチュアにフットボール選手とも仲良くなり一緒にフットボールをしました。このフレンドリーさは日本人にはないか と思いました。また、仲良くなった子供が家に招待してくれたり親や祖父母などを紹介してくれたりしました。なので、町中に知り合いが増えました。歩いているだけで声をかけられてちょっとした有名人になった気分でした。

 

次に、言語です。コルカタ地方の言語はベンガル語でした。ヒンディー語とは多少似ていてるようで異なっているものでした。方言のようなものだと思います。このベンガル語がとても難しい言語でした。まず書いてある文字が読めない、何を言っているのかが分からない状態でした。しかし、ホームステイ先のホストの人に少しずつ教えてもらい基本的な言葉は話せることができるようになりました。また、子供たちとフットボールをする中でもベンガル語で会話を行ったりしました。もしかして、ベンガル語喋れないとこのワークキャンプ参加できないの?って思っておられるかもしれませんが、インドの公用語は英語なので英語ができれば何とかなります。もちろんヒングリッシュと呼ばれる訛りが ありますが。この訛りがとてもひどいです。たまに、ベンガル語か英語かわからないといったことがありました。なので、英語力も鍛えることができると思います。

 

次に行動の違いです。一番印象的だったのが、Yesというときに首を横にかしげるというものでした。日本人の考えだとNoってジェスチャーしているのだなと感じると思います。しかし、インドではYesと思っていると思ってください。これはとても印象的でした。あとは、日本ではあまり見ないところでインドでは噛みタバコがとても人気です。みんな噛みタバコを噛んでその噛みタバコを道などに普通に吐き出すところが日本ではないかなっと思いました。しかも、その吐き出した噛みタバコが赤色とかなので、血を吐いたのかなって最初思いました。

 

このプログラムで、私はインド人の実際の生活を体験することができました。毎日が日本では体験できない刺激的な日々でとても有意義でした。このプログラムに参加できてよかったと思います。

2016/8/16-2016/8/27

[16-3D2] Experiencing culture with ethnic people at Buoc village

ベトナムワークキャンプ参加

ハノイ市内からバスで4時間半ぐらいしたところにあるマウチャウ村。昭和女子大学3年、藤野真理はここで約2週間の間、アジア希望キャンプ機構が主催したワークキャンプに参加した。マウチャウ村は50世帯ほどの家族しかいない。山や田畑に囲まれたこの村は、牛、犬、羊などが放飼されていて、夜になると時々虫の鳴き声が聞こえるような、ゆっくりと時間が流れるような場所だ。主にこの村の人たちは、食料や刺繍入りの伝統的な服などを市場で売ることで生計を立てている。以前、大学の授業で、世界の3分の1の人がトイレの無い生活を送っているという事実を知った。ここマウチャウ村もその1つである。私たちは、この村のある一軒の家庭のトイレ造りに励んだ。トイレと言っても私たちが普段使っているようなものではない。セメント作りからレンガ積立など、全ての作業に携わり、みんなの力で作り上げていった。8月はスコールの季節という事もあり、大雨の中、泥まみれになりながら作業する事も多々あった。無我夢中になるとはこうゆう事だなと思う。今になっては全て良い思い出だ。写真でも分かるように、トイレ自体はとても質素なものであるが、これから家族に使ってもらえると考えると胸に刺さるものがある。トイレ造り最終日、オープニングセレモニーをしてみんなで祝い、トイレ造りをした家族から、お礼にご飯をご馳走になった事は一生忘れない。

 

今回のワークキャンプには、私を含めた日本人7人、韓国人2人、台湾人2人、香港人1人と現地のベトナム人コーディネーター3人の計15人が参加した。日本人が多く参加していたものの、やはり他の国の人と接する事で学ぶ事は多く、そこから自分や日本人の特性についても考えさせられた。他の国の人と比較する際、時間について考えると面白いので少し紹介する。

 

まず日本人の特性についてだ。もちろん全ての人に当てはまるわけではないが、日本人は時間やスケジュールに重きをおくという事が挙げられる。私も小学生に5分前行動を鍛えられ、約束の時間に遅れることはほぼない。また、日本人は日頃から忙しいという事もあり、何時から何が始まるといったスケジュールを大切にする。日本の電車や飛行機も時刻通りに運行するのも良い例だ。

 

一方お隣韓国は、日本人ほど時間には厳しくない。噂によると、コリアンタイムというものが存在するそうだ。今回のワークキャンプに参加していた韓国人の子も、遊びの集合時間に起きることもしばしばあると語っていた(笑)。

 

そして最後に、ベトナム人。韓国人よりも時間にはルーズなような気がする。ベトナム人のコーディネーターの人が毎日のスケジュールを決めていたのだが、朝の8時からトイレ造りをする予定が、1時間後の9時からスタートすることもしばしばあった。(遅れた分だけちゃんと活動しています。)また、スケジュールを組む際、自由時間も多く確保してくれた。

 

時と場合によって時間に対する意識は変える必要があると思うが、日本で常に時間に追われるような生活をしていた私にとって、他の国の人たちの時間の使い方はとても刺激的だった。また、ゆっくり時間が流れていく生活は、非常に居心地も良かった。ベトナム人のコーディネーターの人たちは、時間にはルーズであったが、仕事をする際は一生懸命に働く。このオンとオフの使い方は、日本でも真似していきたいと考える。

 

3年で就職活動を控えているためか、グローバルな人材が社会に必要であるというような事をよく耳にするようになった。グローバル人材というと、英語ができるかどうかという事がまず考えられるが、英語は一つの手段でしかなく、それよりも大切なのは、気持ちや適応能力なのではないかと、今回のワークキャンプを通して学んだ。

 

今回は木と竹の屋根で出来た家で宿泊したのだが、この家にはお父さん、お母さん、そして8歳の男の子のアンが住んでいた。また、放課後になると男の友達がたくさん遊びにきて、想像以上に子供と接する機会が多くあった。この子供達は、英語は分からない。しかし、この子達とたくさん遊び、たくさん笑った。これは子供だけではない。中学生ぐらいの子や大人達と関わる際、ジェスチャーや紙を用いることによって、気持ちを交わす事が出来たのだ。

 

だからといって英語ができるに越した事はない。基本的にワークキャンプの活動中は英語だし、うまく伝えられなくて悔しい思いもたくさんした。日本ではスピーキング力向上のために何か取り掛かりたいと考えているが、その前に何かを伝えようとする気持ちは、常に大切にしていきたいと強く感じた。

 

また2週間弱生活をして、日本と比べると劣っている面や少し困惑をする面もあったが、愚痴をこぼさず、自分で対応することの大切さも、今回のワークキャンプを通して学んだ。

 

今回のワークキャンプを通してある一軒の家庭のトイレを作った。たったそれだけに過ぎないが、そのトイレにはたくさんの思い出が詰まっていて、何よりもその家族の役に立ったという事が何よりの収穫である。このようなボランティアに参加したのは初めてだったが、小さな事でも大きな達成感と成長を感じさせてくれる。これからもボランティア活動を積極的に行っていきたい強く思う。

 

またもう一つの大きな収穫は、大切な仲間ができた事だ。たったの2週間弱であるが、一緒に汗を流して、一緒にご飯を食べ、一緒に笑った仲間ができた事は大きい。住んでるところは違えど、いつかまた会える事を心から望んでいる。一人で参加する事にはじめは抵抗もあったが、参加しようと決めたあの時の判断は正しかったと確信している。

2016/8/17-2016/8/30

[16-2C] Street Children Welfare

インドワークキャンプ参加

東洋大学3年瀧澤まりこです。今回私は夏季休暇を利用して、アジア希望キャンプ機構が主催したプログラムに参加しました。大学に入学してから3年が経過。自分の将来について、また何を自分は頑張りたいと感じるのかを全く違った環境で考えてみたいと強く思っていました。そうして探している時に今回私が参加したワークキャンプを見つけることが出来、大きな機会を得ることができました。

 

私が滞在した国はインドのコルカタ県でした。私は旅行でアジアに赴くことが多いのですが、インドは今回が初めてでした。インドへの憧れがあるとともに、正直日本人にとっては怖いイメージがありました。しかし、逆に自分が行くことによってインドがどういった国なのか、どういった人柄や文化を持っているのかを知ることができる。そうして考えるとより魅力を感じ、行くことの意味を強く感じインドを選択しました。

 

インド・コルカタ県は西ベンガル州に位置し、人口は2011年現在で約448万人。人口密度も高く、インドの大都市の1つとされています。かつてコルカタはイギリスの帝国時代に建設され、世界史でよく東インド会社という言葉を目にしますが、東インド会社がつくられた時代に建設されたのがコルカタです。そうした歴史等から、コルカタの交通整備はかなり進んでおり、地下鉄、バス、電車、タクシーと日本同様に活用することができます。特に地下鉄で多くの観光地が回れるため、とても便利でした。また、イギリス植民地時代を感じる建物や明るい色を使った建物も多く、インドならではのヨーロッパ風な雰囲気を楽しむことができます。

 

コルカタの人々はベンガル語を話します。ベンガル語はヒンドゥー語に近く、例えばヒンドゥー語ではこんにちはを“ナマステ”といいますが、ベンガル語は“ナマスカ”といいます。インドといっても住む地域が違えば言語・文化が全く違い、たとえ同じインド人だとしても言語の壁があります。だからこそインド人にとって英語は大切なツールなのだと滞在中強く感じました。コルカタでも英語はよく聞こえてきました。そして、英語のスピーキング能力がかなりハイレベルで驚きました。滞在中、日本人を1人も発見したことはなく、外国人もごく少数しか見ませんでした。観光地に行っても、どこへ行ってもインド人のみ。日本人が全くいない環境は今回が初めてだったのでとても新鮮でした。

 

なんといっても私が今回、インド・コルカタへ行った目的は、アジア希望キャンプ機構が主催したプログラムであるワークキャンプに参加するため。コルカタから鉄道で約1時間。“マッタムグラム”という町にある、NGO法人SMILE NGO INDIAで2週間お世話になりました。SMILE NGO INDIAでは、子供たちに英語を教えるボランティアを行いました。誰かに英語を教えるという機会が今まで一度もなかったので、初めは教え方もアイデアもあまり出てきませんでした。SMILE NGO INDIAでは私以外にイタリアと台湾からの仲間5名が参加しました。彼らとは毎日家族のように過ごし、互いの文化や趣味など多くのことを共有しました。

 

ボランティア初日は、ちょうどインドの祭りの1つである“ラクシャ・バンダン(Raksha Bandhan)”でした。ラクシャ・バンダンとは女性が、男性兄弟に「ラキ」という紐を右手首に結び兄弟愛を誓うという祭りで、男性はお礼にお菓子などを食べさせたりします。家族を大切にする習慣が強く、ラクシャ・バンダンでは家族そろって過ごします。

 

私は滞在中このラクシャ・バンダンともう⒈つ“ジャンマシュタミ(Janmashtami)”というお祭りに参加することができました。ジャンマシュタミはヒンドゥー教の神様の“クリシュナ”の誕生日の次の日から開催され、クリシュナの誕生を祝うお祭りです。インドではクリシュナがとても人気の神様であり、このお祭りは何日間もかけて行われます。ヒンドゥー教を身近で多く触れながら、子供たちに英語を教えていくとともに、アイデアや自分なりに何ができるか、何を与えられるか自然と真剣に考えることが出来ました。また私が担当した子供は3歳から5歳くらいの子供だったため、簡単にわかってもらえるわけでもなく体を使って単語を覚えたりと、捻りや工夫を加えて行いました。

 

今回このボランティアを通して強く思ったことは、教育がどれだけその人に影響を与えるかです。日本人は小学校から義務教育を受けていることがあまりにも当たり前すぎて、勉強ができる環境がどんなにすごいことなのかを考えてこなかったような気がしました。また、自分がボランティアをするだけでなく、一緒に参加した仲間から、子供たちから、そして現地のスタッフから学ぶことが本当に多かったと感じます。これが日本ではなく、インド・コルカタという地で思ったこと、感じたことだからこそとても意味があります。

 

SMILE NGO INDIAに日本人が来たのは3年ぶりであったそうで、私は日本人であるという意識も強くなりました。旅行でインドに来ることももちろん楽しいと思います。しかし、今回ワークキャンプに参加しながらインドの文化や人と多く交流できたことは本当に貴重でかつ、インド・コルカタという町がとても人情に溢れ、素敵な場所だということを実感することが出来ました。

 

平日はボランティアを行い、土日は自由に行動ができたので、ボランティア仲間とコルカタの中心地に滞在しました。コルカタ中心地まで向かうときの鉄道の込み具合は異常でした。女性専用車両があるものの、少しでも気を抜くと事故になりかねないような勢いでした。しかし、電車に乗るときが一番コルカタの人々のやさしさを感じました。私が降りる駅をわざわざ向こうから聞いてくれ、人が多いため降りる何駅も前から安全に降ろしてくれるように協力していただきました。そして降りるまでたくさん話をして楽しませてくれ、インドのおもてなしに触れることが出来ました。

 

インド・コルカタは本当に日本人が行くと快く歓迎してくれます。日本人の中にあるインドに対する固定観念が思いっきり覆されるような感覚を覚えます。日本では味わえない貴重な経験ができたことに感謝と今後の自分の将来に対する大きなきっかけの1つとなりました。そして自国に対しての感謝を強く感じたプログラムでした。ありがとうございました。