新井珠貴(日本大学) 期間:8月6日〜9月3日
⚪️ACOPIAインターンに参加した理由
私は大学の夏休みを利用して、2024年の8月6日から9月3日まで日本人インターンとして活動をしました。私は現在大学2年生なので、就活について考え始めている時期でもあります。貴重な夏休みの1ヶ月間を無駄にせず、人とは違うことをしたいと思い、日本を飛び出しインターンとして勤務することを決めました。私は大学で新聞やメディアを専攻しており、KPOPなどのエンタメや舞台の運営にも興味があったので、ひろばの活動内容は私にぴったりでした。
⚪️担当した仕事内容
このインターン期間に私が行った業務は、新聞記事作成、ブログ作成、韓国語教室運営、KPOPキャンプの運営や引率、撮影などです。
まず全員が行う新聞記事作成ですが、私は韓国のエンタメ業界について日本と比較しながら記事を書きました。韓国のコンテンツ制作について、国の政策や企業の取り組みの面から何日間もかけ調査をし、実際に放送局が集まるデジタルメディアシティへ取材に出向くなどをし、韓国にいるからこそ完成する新聞記事なのだと感じました。初めて行ったデジタルメディアシティはとても圧巻でワクワクし、今回訪れることができて嬉しかったです。
新聞記事作成以外に、ACOPIAのブログを書く機会がありました。私はブログを書くのが初めてだったので、文字の色や大きさを変えて強調したり、絵文字を使ったりして読みやすい記事にすることを心がけました。書き上がったブログが上手に書けていると褒めていただいたことがあり、文章を書くことが楽しいという新しい発見がありました。
そしてこの1ヶ月で特に印象に残っている業務は、KPOPキャンプの運営です。8月19日から24日までは「MAKOキャンプ」、8月26日から30日までは「ルネサンスキャンプ」という2つのキャンプが2週連続でありました。MAKOキャンプ初日にインターン生2人で仁川空港に向かい、タクシーで参加者をゲストハウスまで送り届けるという仕事をしました。飛行機の遅延や道に迷った参加者たちに臨機応変に対応し、タクシーの運転手さんと韓国語でコミュニケーションをとり送り届けるという仕事は、とても責任感のあるものでした。2日目にあったロッテワールド観光には、インターン生3人で引率をしました。参加者15人を連れて行くことは、制服をレンタルしロッテワールドに入場をするだけでも想像以上に大変な業務でした。制服をレンタルする際、予約情報の確認に手こずったことや、しっかりと終了時間を参加者に示していなかったことが原因で時間が押してしまったことが反省点としてありました。次の週にあったルネサンスキャンプでは、インターン生2人で景福宮観光の引率をしたのですが、MAKOキャンプでの反省点を活かし下見をし事前に問題点を解決したことで、スケジュールにゆとりを持って参加者の方に楽しんでもらうことができました。当日のスケジュールを頭の中で考えながら準備をするだけでなく、実際に現地へと向かい雰囲気を掴み、目で見て確認することが大切なのだとわかりました。
キャンプ期間には、参加者たちを引率する仕事以外にも、オーディションや公演の準備や運営を行いました。MAKOキャンプ中には「20社合同オーディション」というオーディションがありました。このオーディションは事務所の審査員の方々が見に来られ実際に審査をするもので、ACOPIAに在籍する養成コースの子たちやキャンプに参加者にとってはとても重要な機会です。私たちの失敗でその機会を台無しにしてはいけないという意識を強く心に持ち、運営を行いました。普段一緒に生活している養成コースの子たちが懸命に頑張っている姿を間近で見て衝撃を受け、私も一緒に頑張ろうと思えたのが印象的です。ルネサンスキャンプ中に行われたのは、オーディションとは違い「MGfair公演」という公演です。こちらはオーディションほど固い空気で行うものではなかったものの、マイクなどの機材の準備が上手くいかないことが多く、大変でした。ですが、出演者の方たちにヘッドマイクをセットしたり、音源を合図したりと、実際に公演の裏方として仕事をすることはとても楽しく、良い経験になりました。
⚪️おわりに
最後に、インターンとしての活動を終えた今、活動中に得た学びはとても多かったと感じます。生まれ育った日本ではなく韓国で働くということはどういうことなのか、社会人として規則に従い長時間勤務するということはどういうことなのか、身をもって体験することができました。今までぼんやりとしか考えていなかった将来について、今回の活動を通して自分の向き不向きや現場の声を知ることを通し、より具体的に考える道筋をつけることができました。そして何よりもサポートをして下さったスタッフの方々やインターンの仲間のおかげで、辛いこともありましたが1ヶ月間やりきることができました。帰国後も今回の経験を活かし将来に繋げていきたいです。