コチャン ワークキャンプ 感想文

                            土屋 璃紗

 私が、このワークキャンプに参加しようと思ったきっかけは、以前からボランティアに興味があったものの、なかなか行動に移すまでの一歩が踏み出せずにいたことと、韓国での留学生活で何か特別なものを得たいという、強い気持ちがあった為です。

 

 今回は高敞という場所で、なかなか個人的に行ける機会がない場所でもあり、普段見られない、都心から離れた韓国の田舎を、直接見て肌で感じる貴重な経験になると思い、胸を膨らませながらも、上手く韓国人の友達たちと意思疎通が出来るか不安な気持ちも残しつつ、ワークキャンプに参加しました。


 集合してすぐ、韓国人の比率がとても高いことを知って、どうしよう、大丈夫かな…という不安な気持ちに駆られました。しかし、いざ出発となり韓国人の友達たちと会話してみると、皆日本に関心があり、日本語も喋れる人が多いことがわかり、少しほっとしました。何か聞き取れないことがあっても、向こう側も一生懸命日本語でも説明しようとしてくれたり、私のつたない韓国語を一生懸命理解しようとしてくれたりして、自分の言いたいことが上手く伝えられず少しもどかしい時もありましたが、そんなことが気にならないくらい積極的に話しかけてくれたので、とても楽しかったし、出発前に抱いていた不安感も消え去りました。

 今回は日本人の参加者が非常に少なかったのと、皆ある程度の韓国語は理解できる人だったので、キャンプ中の会話はほぼ韓国語での会話で、韓国語の勉強にも繋がり良かったです。

 

 

 

 言語の問題もありましたが、私にとってもう一つ苦労したのは、名前を覚えることでした。元々名前を覚えるのが苦手で、さらに異国の名前ということもあり、この短い期間で一気に覚えるのはとても大変でした。韓国人は人の顔・名前・年齢などを覚えるのが得意だと聞いたことが何度かありましたが、本当にそんな気がしました。二日目の夜での交流会で、せっかく仲良くなった友達たちの名前がなかなか出てこなくなって、がっかりさせてしまいました。それがとても辛く、自分が情けなくもなりました。

 


 また、今回のワークキャンプで強く感じたのが、距離感の違いでした。韓国では年上の友達をオンニと呼ぶ文化がありますが、日本語に直訳すると「お姉さん」となり、なんだか変な感覚がしますし、日本でお姉さんと呼ぶには、家族のように本当に親しい相手でなければなかなか呼べません。つまり日本人は、韓国に比べて、家族と他人との区別が激しく、距離感を少しおいて接する部分があるように感じます。

 一方、オンニと呼ぶところに、韓国の独特の、人と接する時の距離感というのが現れているように感じました。どの韓国人もいつも私を気にかけてくれ、家族のように情に厚い人が多く、またスキンシップも日本人より多く、距離感を狭く狭くとる感じがしました。そのため短い期間でも、一気に距離感が縮められました。最初は少し戸惑いましたが、より皆との距離が近くなって、親しくなれた気がして嬉しかったです。

 今回のボランティアは、役割分担されて行われたので、参加者皆で一体となってのボランティアではなかったのが少し残念でしたが、私は、現地の高校生と二人で、スタンプラリーでスタンプを押す係を担当したため、現地の高校生と会話できる貴重な体験になりました。

 当然、現地の韓国人で、日本語も全く知らないので、会話が上手く続かなかったり、コミュニケーションを取るのに苦労しましたが、高校生の意見や、日本についての率直な質問から、日本に特に興味のない韓国人が、日本についてどんな情報を持っていて、どんなイメージを持っているのかを知ることができました。

 メディアの伝え方などの違いで、日本へのイメージも変えられてしまっている気がして、少しショックも受けましたが、こうした意見を聞けたのも非常に貴重な体験になりました。

 

 2泊3日間、あっという間の短い時間でしたが、とても充実したかけがえのない時間でした。本当に参加して良かったです。