日本人女子と韓国人は人との距離の取り方が違う

                                荒井 奏絵


今回、私は韓日フォーラム主催の韓日ワークキャンプに参加しました。


四回目となる今回はチェジュ島での開催でした。実は第二回のカンファドでのワークキャンプにも参加していた私はチェジュ島での開催ということに胸躍り、再び参加を決めました。今回以前と大幅に違う点が二点ありました。それは参加者が全員女性であること、そして韓国人が7人しかいないということです。前回は男女比、日韓比ともに合わされており、このキャンプの趣旨である「日韓両国の交流」がスムーズに行われるようになっているよう感じました。しかし特殊なパターン(?)の今回だからこそ気付くことも多くあったように思います。

まず今回のキャンプを通して思ったことは「日本人女子と韓国人は人との距離の取り方が違う」ということです。

これは前回に参加した際も思ったのですが、今回は女子だけだったためより、そのことを強く感じとりました。友達の友達は友達の韓国では、飲み会に急に友達を連れてくることは日常茶飯事。日本だったら仲良しの子たちだけの飲み会に、急に友達を連れていったりしませんよね。それはお互いに気を揉むことが想像されるためです。これは恐らく日本人特有の配慮・気の使い方だと思います。その文化の違いからか日本人と韓国人は初めて会う人に対しての距離の取り方が異なっているように感じました。韓国人は打ち解けやすく、日本人は打ち解けるのに時間がかかるタイプが多いと思いました。

 


また韓国人の友人に「日本語は『いる』と『ある』の二種類が何故あるのか」と聞かれました。というのも韓国語は「イッタ」という動詞ひとつに「ある」の意も「いる」の意も含まれています。その為、韓国人にはこの言い回しが不思議なことのようでした。その質問を受けた時は即座に返答が出来ず、頭を抱えたのですが、少し考えてみた結果(正解ではなくあくまでも私の考えですが)日本が「いる」と「ある」を使い分けるのは命のあるものに対する何かしらの配慮があるからだと思います。「いる」と「ある」の二つの違いは生物に対してか、無生物に対してかという点であるので日本人の感性で二種類あるのだと考えました。韓国語では一種類でも日本語は種類があるという単語は他にもあり、韓国語を勉強している私にとっては興味深く面白い内容の話をたくさんしたように思います。


大学についての話をして韓国の大学と日本の大学では大きな違いがあるということを知りました。

 

まず韓国の大学は入学する前や入学してすぐ新入生と先輩が仲良くなるためのオリエンテーション(キャンプ等)が設けられ、同じ学科・学部が親しくなれるような機会が多くあります。それに対して日本(私の大学?)は、学校の公式サークルに入ったり、同じクラスになったりした先輩等しか出会うことができません。その為、先輩後輩がとても仲のいい韓国の大学生を羨ましく思いました。そして韓国の大学では休学がとりやすいように感じました。日本の場合、私立であれば学校に在籍するという目的のため学費を半額納めなければならず、休学した理由が明確でないと就職試験で痛手となってしまいます。今回韓国人の参加者に休学中の子がいましたが、特にはっきりとした休学理由がある訳でもなく休学していました。試験期間に受けるストレスがあまりにも大きくて休学しているそうです。この話からも分かるように試験期間や学習意欲も日本の大学生とは大幅に違うように感じられました。

 


日本では大学生活4年間を「モラトリアム」だったり「人生最後の夏休み」と言うぐらいゆるゆるしているのが事実だと思います。しかし韓国では毎日授業後図書館に通い勉強する子が多く、試験期間には図書館が24時間になる大学もあるそうです。本当に一生懸命学ぶ生徒が多いのは明らかに韓国人の方が多いのではないかと感じました。その姿勢に感心し、私もより熱心に学業に励まなければという気持ちになりました。

 


でもやはり同年代の子の悩みや考えは同じで、お互いの事を色々話合い楽しかったです。写真編集のアプリはこれがいいとか、化粧品はこれがいいとか、男の子はこういうタイプがいとか、本当にくだらないこともいっぱいありますが同じことを考えて生活しているという実感がありました。特に韓国人の友人の一人とは最初に会ったときから意気投合し、考えていることが似すぎていて驚くこともありました。

 


「近いようで遠い国、韓国」を韓国人との交流を通して身近に感じ、あっという間に終わった2泊3日でした。出会って仲良くしてくれた友人達そしてスタッフの方に感謝いたします。ありがとうございました。